コンプライアンス

(全体更新日:2026年2月10日)

目次

基本的な考え方

近鉄グループは、法令および企業倫理の遵守はマルチステークホルダーからの信頼の基盤であり、経営の根幹をなすものの1つであると考えています。
このような考え方に基づき、当社では、法令・企業倫理に則った企業行動を推進するため、「法令倫理指針」を制定、周知するとともに、「法令倫理委員会」を設置するなど社内体制を整備し、この体制の下で、内部通報制度の整備・運用や教育・研修の実施等の取組みを行っています。また、グループ会社においても、コンプライアンス体制を確立し、適正な企業行動を推進しています。

法令倫理指針

法令および企業倫理の遵守に関する具体的指標として、「法令倫理指針」を以下のとおり制定しています。内容は、厳正な情報管理、反社会的勢力の排除、贈収賄や腐敗防止(接待・贈答の節度)などについて明示しています。また、指針の内容等を解説した小冊子「法令倫理の手引き」を役員・社員に配付し、周知徹底を図っています。

近鉄グループホールディングス株式会社は、法令や企業倫理の遵守に関する指針を以下のとおり制定します。

私たち役員・社員全員は、この「法令倫理指針」をよく理解して、その遵守に努めます。
また、経営をあずかる役員をはじめ組織の各責任者は、「企業行動規範」や「法令倫理指針」の実効性を確保するため、率先垂範のうえ、常に社内体制の整備を心がけます。

  1. 1.法令遵守の徹底
  2. 2.厳正な情報管理
  3. 3.インサイダー取引の禁止
  4. 4.人権の尊重・差別の禁止
  5. 5.ハラスメントの禁止
  6. 6.反社会的勢力・団体との関係拒絶
  7. 7.会社財産の適切な取扱い
  8. 8.接待・贈答の節度
  9. 9.公正な取引関係
  10. 10.知的財産の適切な取扱い
  11. 11.業務運営の透明性確保

なお、当社が取り扱う個人情報の保護については、別途「個人情報保護方針」を定めています。

法令倫理遵守体制

「法令倫理委員会」を設置するとともに、各部署に法令倫理責任者および法令倫理担当者を置き、コンプライアンスに関する活動を推進しています。

法令倫理遵守体制の図

グループ会社の管理体制

グループ会社においてもコンプライアンス体制を確立し、適正な企業行動を推進しています。

  • 当社監査部および監査法人による外部監査
  • 常勤監査役設置会社の拡充
  • 当社監査部によるグループ会社監査の実施
  • 当社役員による連結子会社社長との定期面談によるモニタリング
  • 連結子会社に対するIT統制
  • 連結子会社への経理、総務担当者の派遣
  • グループ会社対象の法令倫理相談窓口設置(当社総務部および社外の弁護士事務所内)
  • 当社社員派遣による法令倫理研修の実施 など

近鉄グループ 腐敗行為(贈収賄等)の防止に関する基本方針

従来から、「法令倫理指針」で「接待・贈答の節度」を明示するなど、贈収賄との疑念を招きかねない行為の防止に取り組んでいますが、グループとして腐敗行為(贈収賄をはじめ、不公正な取引、インサイダー取引、不正競争行為、利益相反行為、資産の私的流用、財務記録の改ざんなどの、違法または非倫理的な行為をいいます。)の防止を徹底する姿勢を改めて内外に宣言することとし、2025年4月に「近鉄グループ 腐敗行為の防止に関する基本方針」を制定しました。
この基本方針においては、取引先等に対しても、腐敗行為防止の取組みを求めています。

近鉄グループ 腐敗行為(贈収賄等)の防止に関する基本方針(2025年4月制定)

(2025年4月制定)

1.基本的な考え方
当社グループの役職員は、事業活動を行う国や地域の法令等を遵守し、企業倫理に則った企業行動を推進いたします。腐敗行為(※)については、これを防止する体制を構築します。
また、当社グループの取引先等に対しても、腐敗行為防止の取組みを求めます。
贈収賄をはじめ、不公正な取引、インサイダー取引、不正競争行為、利益相反行為、資産の私的流用、財務記録の改ざんなどの、違法または非倫理的な行為をいいます。
2.贈収賄の防止
当社グループの役職員は、取引先・関係先に対し、その目的、費用、方法等が社会通念上許される範囲を超えた接待・贈答を行いません。接待・贈答を行う場合、所定のルールに従って承認を受け、会計ルールに則ってその記録を適切に管理します。
特に政治家・公務員(法令などにより「みなし公務員」とされる相手先を含む。)とは正常で健全な関係を保ち、不当な利益を得ることを目的とした接待・贈答・献金・寄付は行いません。
また、社会通念上許される範囲を超えた接待・贈答は受けず、取引先・関係先に接待・贈答を要求しません。
3.腐敗行為防止の推進体制
本方針については、グループの役職員に対して、イントラネットへの常時掲出等により、周知徹底を図ります。
また、グループ各社において、それぞれの事業特性に応じて独自のガイドラインやルールを適宜設けるとともに、定期的な研修等により、本方針および各ガイドライン・ルールについて理解促進に努めます。
4.相談窓口の設置
腐敗行為の予防・発見・是正のため、これを安全に通報できる相談窓口をグループ各社の社内外に設置します。
相談を受けた内容については、速やかに事実関係の調査を行うとともに、必要な是正措置を講じます。
通報に関する情報、調査結果等は厳正に管理し、通報者に対して不利益な取扱いを行いません。
5.違反の処置
当社グループの役職員が本方針に違反した場合、当該役職員が属する会社の社内規程等に基づき、厳正に処分します。
6.監査
本方針および本方針に基づくグループ各社のガイドライン・ルールの順守・運用に関して、定期的に監査を行います。
7.取締役会への報告
相談を受けた内容、重大な違反の処置等については、取りまとめの上、取締役会に報告します。

(以 上)

法令倫理相談制度

法令・企業倫理や社内規程に反する行為を早期に発見し、是正するため、社内および社外の弁護士事務所に相談窓口を設置して、当社および運輸、不動産、流通、ホテル・レジャーなど62社(2025年9月末現在)のグループ会社の社員から通報や相談を受け付けています。この相談窓口は、公益通報者保護法に基づく内部公益通報受付窓口を兼ねており、相談制度に関する社内規程において、相談者の氏名等に関する秘密保持や、相談・通報あるいは調査への協力による不利益な扱いの禁止等を明確に定めるなど、通報者・相談者や調査協力者の保護を徹底しています。
相談制度の運用状況については、取締役会に毎年報告しています。2024年度の通報・相談受付件数は63件であり、不適切行為の早期発見と是正だけでなく、問題意識の共有や職場風土の改善などへの寄与という観点も含めて、制度は有効に機能していると評価しています。

法令倫理相談制度 運用フロー図(2024年4月現在)

教育・研修

法令・企業倫理に則った企業行動を推進するためには、役員から社員一人ひとりに至るまでのコンプライアンス意識の向上が重要であり、その実現を目指して様々な教育・研修活動を継続的に実施しています。
さらに、グループ全体としてのコンプライアンス意識の向上を図るため、研修資料の提供などを通じてグループ会社における社内教育を支援しているほか、グループ会社を実際に訪問し、各社の事業内容やニーズを踏まえて、具体的事例を交えた講義を行う出張研修を実施しており、2024年度は21のグループ会社で延べ5,100人に出張研修を実施しました。
今後も適正な企業行動を推進するため、継続的な教育・研修に取り組んでいきます。

研修の様子研修の様子

インサイダー取引の防止

内部情報の漏えいを防止するため、情報セキュリティ規程およびインサイダー取引防止規則の両社内規則において、当社の役員、社員等は、職務に関して知った当社ならびに当社の子会社および取引先等の内部情報を職務の遂行上必要と認める者以外の者に伝達してはならない旨定め、内部情報の厳正な管理に努めています。
また、当社の役員、社員等には、当社ならびに当社の子会社および取引先等の株式売買等がインサイダー取引に該当するかどうか疑義のある場合は、総務部に照会することを義務づけています。特に役員および管理職には、会社を通じて毎月一定額を買い付ける以外の方法により売買等をするときは、事前届出を義務づけています。

反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方およびその整備状況

当社は、良き企業市民として、社会から信頼を得られるように努めており、反社会的勢力・団体との関係は一切持たず、不当な要求には毅然とした対応をとることとしています。また、その旨を「企業行動規範」および「法令倫理指針」に明示しています。具体的には、役員および使用人の行動の拠り所となる「企業行動規範」および法令や企業倫理の遵守に関する指針である「法令倫理指針」において、「反社会的勢力・団体との関係拒絶」について明示するとともに、これを当社ウェブサイトで開示しています。加えて、「法令倫理指針」に基づくマニュアルに相当する「法令倫理の手引き」には、「反社会的勢力・団体との関係拒絶」に関する具体的な意義や留意点を示し、社内での周知を図っているほか、社内研修などの取組みも行っています。

反社会的勢力・団体から不当要求を受けた場合は、警察出身者が常勤する総務部などの関係部署が弁護士、警察等の外部機関と連携し、会社として毅然とした態度で対応することとしており、必要に応じて情報交換を行っています。さらに、取引に当たっては、相手方が反社会的勢力・団体でないか、またはそれらと関わりがないかを十分に確認するとともに、万一反社会的勢力・団体との間で関係を有してしまった場合には、取引を解消するなど、速やかに適切な措置を講じる方針です。

個人情報保護方針

お客さまからお預かりするなど、当社が取扱う個人情報に関して「個人情報保護方針」を定め、ホームページに掲載しています。また、個人情報の適正な取扱いを確保するため、各部署に個人情報部門管理者、個人情報取扱責任者を置いています。

個人情報保護方針ページ

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