駅・列車運行における安全対策

駅・車両のバリアフリー化( 近畿日本鉄道㈱ )

沿線の主要駅では改札口からホームまでの段差を解消し、円滑に移動できるようにエレベーターおよびスロープ等の整備を進めています。これらは「バリアフリー法」に基づいて行っています。
また、車両内に車いすスペースを設置するほか、転落防止用幌は先頭車を除いて100%の設置率で、車両連結部転落防止用注意放送装置は142編成(全体の28%)、車内案内表示は818両(全体の43%)に設置しています。

転落防止用幌転落防止用幌
車内案内表示車内案内表示
駅を快適にご利用いただけるように
施設および設備 設置状況
車いす対応トイレ 150 駅
うち多機能トイレ 131 駅

車いす対応トイレ化
(2017年度:霞ヶ浦駅)
(2016年度:近鉄下田駅、伊勢若松駅、川原町駅)

多機能トイレ(オストメイト対応型)化
(2017年度:長瀬駅、弥刀駅、霞ヶ浦駅)
(2016年度:近鉄下田駅、平端駅、伊勢若松駅、川原町駅、鳥羽駅、鵜方駅、吉野駅)
(2015年度:久津川駅、尺土駅)
(2014年度:桑名駅)
(2013年度:恵我ノ荘駅、河内天美駅、二上駅)

車いす利用の方をはじめ、全てのお客様がスムーズに移動できるように
施設および設備 設置状況
エレベーター 119 駅
エスカレーター 83 駅

※全280 駅のうち244 駅で、駅構外からホームまで段差なしで移動できます。

エレベーターを設置
(2017年度:真菅駅、富野荘駅)
(2016年度:近鉄下田駅、伊勢若松駅)
(2015年度:平端駅、尺土駅、伏屋駅)
(2014年度:桑名駅、川原町駅、大阪教育大前駅、河内天美駅)
(2013年度:尼ケ辻駅)

富野荘駅 エレベーター富野荘駅 エレベーター
目の不自由なお客様が安全に利用いただけるように
施設および設備 設置状況
誘導チャイム 115 駅

※このほか階段手すりへの点字シールの設置も進めています。

耳や言葉の不自由なお客様のために
施設および設備 設置状況
FAXサービス 21 駅

※主要な駅営業所等で取扱っています。

※各項目とも、鋼索線駅(6駅)を除く全280駅を対象。(2018年3月31日現在)

お声かけと見守り

目の不自由なお客様への社員による可能な限りのお声かけ、見守り等について、教育資料を活用して全社的に取り組んでいます。また、放送、ポスター等によりお客様へのご協力をお願いしています。

駅で見守る様子駅で見守る様子

非常通報装置

ホームにおいて、お客様が線路へ転落されるなど、不測の事態が発生した場合、ホームに設置した非常通報ボタンを押して乗務員に異常を知らせるものです。列車との接触事故を少なくする目的で設置しています。

非常通報ボタン非常通報ボタン
非常通報装置

内方線付き点状ブロック

ホームの縁端を警告する「黄色い線」(点状ブロック)は、全駅で整備が完了し、さらにホームの内外方を判別するための内方線の整備を進めています。利用者1万人以上の全駅での整備が完了し、現在は利用者3,000人以上の駅を中心に順次整備しています。

内方線・ホーム先端の注意表示内方線・ホーム先端の注意表示

監視カメラ(ITV)

車掌が扉を操作する際に安全を確認するカメラ(ITV)を設置しています。

監視カメラ監視カメラ

ホームドアの設置

大阪阿部野橋駅において、2018年1月より、昇降ロープ式ホームドアの実証試験を行っており、2018年度中に同駅の3番線と4番線に本設置を計画しています。

降下時の状態降下時の状態
上昇時の状態上昇時の状態

扉誤扱い防止支援装置

ワンマン列車担当の乗務員が、列車がホームを行き過ぎて停車した時や、ホームがない側の扉を操作した場合には、車両に取り付けたホームセンサーにより、扉が開かないようにするものです。

(ホームを行き過ぎた場合の例)扉誤扱い防止支援装置概要
ホームセンサーホームセンサー

列車運行管理システム

運転指令業務の近代化と信号扱いの自動化を目的とした列車運行管理システムを導入し、現在は、ほとんどの線区で運用しています。このシステムでは、列車運行状況の監視・ダイヤ管理・運転整理のほか、各駅の進路制御・案内制御などを行っています。

大阪総合指令室

2017年3月、従来分散していた列車運行管理、車両運用、電力管理、夜間作業管理等に関する大阪地区の各指令所をワンフロアに集約した大阪総合指令室の本運用を開始するとともに、ダイヤ乱れ等の発生時に、ホームページや駅で迅速に運行情報を配信するため、新たに旅客指令を構築しました。また、災害時等に設置する対策本部と同フロアに配置することで、危機管理対応能力の向上を図っています。

大阪総合指令室(運転指令)大阪総合指令室(運転指令)
大阪総合指令室(工務指令、電気指令)大阪総合指令室(工務指令、電気指令)

運輸安全マネジメント優良事業者として国土交通大臣表彰を受賞
~「運転士支援システム」の活用と展開についての功績に対して~

近畿日本鉄道㈱は、運輸事業の安全に関する優良な取組みを行った事業者として、2018年10月、「国土交通大臣表彰」を受賞しました。これは、2008年3月から導入している「運転士支援システム」について、その開発及び導入による乗務員の運転リスク低減と、同システムの他事業者への展開についての功績が評価されたもので、鉄道事業者として全国初の表彰となります。運転士支援システムは、GPSを利用して列車の位置特定を行い、その位置情報により音声や発光表示等の方法で運転士に対し運転支援(列車種別確認、編成両数確認、停止位置確認等の注意喚起)を行うもので、近鉄車両エンジニアリング㈱と共同開発したものです。また、津波浸水区域や徐行区間走行に対する注意喚起を行うほか、通信機能を活用して事故現場等の画像を伝送する機能もあります。

運転士支援システム(GPS Train Navi)運転士支援システム(GPS Train Navi)表示画面(例)
(列車種別確認、編成両数確認)
運転士支援システム(GPS Train Navi)(徐行速度確認)
運転士支援システム(GPS Train Navi)(津波浸水区域内確認)
表彰状表彰状
表彰式表彰式

携帯型放送装置(多言語対応)

車掌が使用する携帯型放送装置(多言語対応)は、日本語、英語での放送を基本として、中国語、韓国語の放送も搭載しています。同装置は行先、停車駅案内のほか、どちらの扉が開くかなどの情報提供も行っているため、担当車掌は入駅前に車側の安全確認に専念できるなど業務の軽減につながり、安全・安心の確保に役立っています。

携帯型放送装置端末(多言語対応)携帯型放送装置端末(多言語対応)
車掌室で放送用のプラグと接続して使用車掌室で放送用のプラグと接続して使用

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