茶の湯の美術
会期
2019年4月12日(金)~5月19日(日)
喫茶の風習を、多様な分野の美意識を結集した文化へと高めたのが茶の湯です。時代の変遷につれ、将軍や大名から町人に至るまで茶の湯の文化は広まっていきました。
茶人たちは豪華な唐物を愛でるとともに、日常の素朴な器にも美を見出し、新しい道具の創出にも密接に関わりました。
日本における美の鑑賞や創造活動に多大な影響を与えた茶の湯の世界へご案内いたします。
会期
2019年4月12日(金)~5月19日(日)
喫茶の風習を、多様な分野の美意識を結集した文化へと高めたのが茶の湯です。時代の変遷につれ、将軍や大名から町人に至るまで茶の湯の文化は広まっていきました。
茶人たちは豪華な唐物を愛でるとともに、日常の素朴な器にも美を見出し、新しい道具の創出にも密接に関わりました。
日本における美の鑑賞や創造活動に多大な影響を与えた茶の湯の世界へご案内いたします。
会期
2019年5月24日(金)~7月7日(日)
当館の主要なコレクションは、初代館長を務めた美術史家・矢代幸雄によって収集されました。
コレクションの形成にあたり、矢代は美術史を意識した観賞性の高さとバランスの良さを重視しました。
展覧会では、およそ2000件にまで成長したコレクションから、普段あまり展示されない考古遺品や絵画作品に着目し、知られざるコレクションの一端をご紹介します。
会期
2019年7月12日(金)~8月18日(日)
いつの時代にも満ち足りた幸福や財産への願いは変わりがなく、それらの願いは様々な文様に託されて表現されてきました。
中国の元・明時代には、鮮やかな彩りが施される陶磁器や細密に文様があらわされる彫漆・螺鈿などの漆器において工芸技術が高度に発達し、文様の種類も飛躍的に増えます。
技術を駆使して作り出された華やかな工芸の魅力に迫ります。
会期
2019年8月27日(火)~9月29日(日)
東洋美術において、樹木のモチーフは重要な役割を担ってきました。
緑葉、紅葉、落葉した枯木、そして若木や老木などは、画中の季節を表すとともに、人間の姿や生き様にも例えられます。 松や竹などは、文人達に高潔な人格のシンボルとして愛され、水墨画などで人気の画題となりました。
中国、朝鮮半島、日本それぞれで生まれた、多彩な樹木の表現をご覧ください。
会期
2019年10月5日(土)~11月17日(日)
寺社の境内は、神仏の坐す聖域であるとともに、人々のやすらぎの場ともなってきました。
赤い鳥居、古寺の塔、掃き浄められた参道など、誰の思い出の中にも、懐かしい境内の風景が息づいていることでしょう。 そして、その風景は、ふるくから絵にも描かれてきました。
美麗で精緻な絵画から朴訥な味わいの絵図まで、多彩な表現で寺社を描く作品を一堂にそろえます。
会期
2019年11月22日(金)~12月25日(水)
遊楽図屏風の二大傑作、彦根屏風と松浦屏風が登場します。
様々な近世初期の遊楽図の名品とともに、遊楽図の系譜を継ぐ浮世絵作品や、近世初期の遊楽図を懐古した江戸後期の作品、俗な遊楽図と正反対に見えながらも共通項のある文人たちの雅会図、遊宴や雅会の場を飾った工芸品も展示します。
多彩な展開をとげる遊楽図より、集い遊ぶ文化の豊かさをご堪能ください。
会期
2020年1月5日(日)~2月16日(日)
新しい年を迎えるこの時期、厳しい冬から季節が一歩ずつ変化していきます。早春の花の代表が梅です。 愛らしい花を咲かせ清らかな香りを放つ梅は、高潔な人物の象徴として美術作品とも深い関わりがあります。
一方桜は、春爛漫の華やかな季節を象徴する花です。
展覧会では当館コレクションに特別出陳作品を交え、梅と桜がデザインされた美術作品をお楽しみ頂きます。
会期
2020年2月21日(金)~4月5日(日)
豊穣、豊漁は、人類不変の願いといえます。 東洋では、たわわに実る野菜や果物、海や川の産物を、慶事や余戯などの様々な文脈で描いてきました。
また自宅の田園で大地の実りを収穫し、水辺に住まい魚を釣るといった自給自足の生活は、隠遁者の理想的な生き方として東アジアで共有されました。
展覧会では、自然の産物への祈りや憧れを表した美術を展示します。