大和文華館

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知られざる?!大和文華館コレクション

会期
2019年5月24日(金)~7月7日(日)

休館日
月曜日休館
開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入館料

一般 620円、高校・大学生 410円、小学・中学生 無料

※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

大和文華館の主要なコレクションは、初代館長を務めた美術史家・矢代幸雄(1890~1975)によって収集されました。収集に際して矢代は、美術史を意識した観賞性の高さと、時代や地域、ジャンルに偏りがないことを重視しました。コレクションの特色はその分類にも反映されています。例えば、日本考古の遺品は、土偶や埴輪といった立体物が彫刻に、土器は日本陶磁に分類されます。収蔵作品は少ないですが、日本美術史における縄文時代の重要性が認識され、その位置づけを試みる時代背景を読み取ることが出来ます。
一方、類似する図様や表現が少ない、一点ものの作品が多い点も特徴です。中国・元時代に描かれた「六道図」は、登録名称が示すように収蔵当時は仏教絵画として理解されました。ところが、近年の研究により、当時のマニ教徒が描かせた世界的にも数少ない作品であることが判明し、その後のマニ教絵画研究の進展に大きな影響を与えました。
展覧会では、普段あまり展示されないながらも、近年の研究によってその重要性が再認識された考古遺品や絵画、彫刻に着目し、知られざるコレクションの一端をご紹介します。

犬塑像 中国・唐時代
埴輪男子立像 古墳時代

出陳品 57件

【考古】
 土偶立像縄文時代
 縄文大壺縄文時代
 土師器大壺古墳時代
重要文化財埴輪鷹狩男子像古墳時代
重要文化財埴輪男子立像古墳時代
【彫刻】
 塑造武人俑唐時代
 犬塑像唐時代
 木造菩薩立像平安時代
 木造地蔵菩薩立像鎌倉時代
 木造男神像室町時代
【絵画】
 六道図元時代
 大威徳明王図像鎌倉時代
 六字経曼荼羅図南北朝時代
 不動明王図室町時代
 愛染明王図江戸時代

など

出陳目録:PDF

会期中のイベント

特別講演6月30日(日)
14:00から講堂にて
「考古学者が考える美」東京国立博物館考古室長
品川欣也氏
日曜美術講座6月9日(日)
14:00から講堂にて
「知られざる?!大和文華館の絵画コレクション」当館学芸員
古川攝一
講座 美術の窓6月2日(日)
14:00から講堂にて
連続講座「北斎―神の領域に至らん―」
第1回「春朗、宗理期―1779~1798」
当館館長
浅野秀剛
列品解説毎週土曜日14:00から展示場にて(当館学芸部による)

※何れも参加は無料ですが、入館料が必要です。

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