大和文華館

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特別企画展 新春を迎えて―梅と桜の美術―

会期
2020年1月5日(日)~2月16日(日)

休館日
月曜日休館(ただし、1月13日〈祝〉は開館し、翌14日〈火〉が休館)
開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入館料

一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料

※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

 新しい一年を迎えるこの時期、厳しい冬から季節が一歩ずつ変化していきます。早春の花の代表が梅です。愛らしい花を咲かせ清らかな香りを放つ梅は、高潔な人物の象徴として美術作品とも深い関わりがあります。一方桜は、春爛漫の華やかな季節を象徴する花です。
 展覧会では、梅と桜がデザインされた美術作品を御覧頂きます。特別出陳作品には、桜の名所として名高い吉野の桜をテーマとした「吉野図屏風」(春日大社蔵)と、都市の賑わいを彩る桜が描かれた「東山名所図屏風」(個人蔵)をお迎えします。和歌を背景に象徴的に描かれた吉野の桜と、活き活きとした人々とともに描かれた都市の桜、一足早い春爛漫の景色をお楽しみ下さい。
 会期の後半には、展示場の周囲を囲む文華苑の梅が咲き始めます。文華苑と展示場に咲いた梅と桜の数々をご堪能下さい!

吉野図屏風(右隻) 春日大社蔵
吉野図屏風(右隻)
春日大社蔵
螺鈿蒔絵梅文合子 大和文華館蔵
螺鈿蒔絵梅文合子
大和文華館蔵

出陳品 37件

【特別出陳作品】
 吉野図屏風江戸時代春日大社蔵
 東山名所図屏風江戸時代個人蔵
【梅を愛でる―清澄と高潔―】
 松梅佳処図室町時代
重要文化財花鳥図屏風雪村周継筆室町時代
 四君子図山本梅逸筆江戸時代
天保十年(1839)
 織部梅文皿桃山―江戸時代
 色絵松竹梅文大壺江戸時代
 色絵梅文大壺江戸時代
 螺鈿蒔絵梅文合子尾形光琳・乾山合作
原羊遊斎模造
江戸時代
【桜を愛でる―清浄と華麗―】
国宝寝覚物語絵巻(第一段)平安時代
 春日宮曼荼羅南北朝時代
 源氏物語図帖伝土佐光吉筆江戸時代
 源氏物語図屏風伝岩佐又兵衛筆江戸時代
 花卉図扇面江戸時代
 蒔絵枝垂桜柳文棗嵯峨棗江戸時代
 色絵桜文徳利有田(古九谷様式)江戸時代

など

出陳目録:PDF

会期中のイベント

特別講演1月26日(日)
14:00から 講堂にて
「描かれた歌枕―『吉野図屏風』の源流を辿る」京都工芸繊維大学講師
井戸美里氏
日曜美術講座2月9日(日)
14:00から 講堂にて
「宮曼荼羅から読み解く、中世の人々の桜イメージ」当館学芸部係長 古川攝一
列品解説毎週土曜日14:00から展示場にて(当館学芸部による)

※何れも参加は無料ですが、入館料が必要です。

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