大和文華館

展覧会

特別企画展 くらべて楽しむ琳派作品

会期
2025年8月22日(金)~ 9月28日(日)
休館日
月曜日(ただし9月15日〈祝〉は開館し、翌16日〈火〉が休館)
開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)
入館料

一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料

※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

 桃山時代から江戸時代前期に活躍した本阿弥光悦・俵屋宗達、江戸時代中期に活躍した尾形光琳・乾山、江戸時代後期に活躍した酒井抱一らの系譜は、「琳派」と呼ばれています。琳派の代表的絵師である宗達・光琳・抱一には直接的な師弟関係はなく、作品を通して画風を学んでいる点に特徴があります。流派とは言いがたいところですが、抱一が自身を含めてこの流れを「尾形流」として喧伝し、近代には「光琳派」とも呼ばれ、現在では「琳派」の呼称が定着しています。やまと絵の伝統を基盤としつつ、モチーフのフォルムや配置に意を配り装飾性豊かな作品を生み出しました。書に優れた光悦や陶工として活躍した乾山も含まれるなど、分野を超えて展開している点も琳派の特徴です。

 本展観では、様々な時代のバリエーション豊かな琳派の作品を、古典作品や他派の作品と共に展示します。琳派はゆるやかで柔軟性のある繋がりであるからこそ、先達の作品を学びつつも模倣に終わらず、古典学習や同時代の流行も反映させながら伸びやかに展開しました。くらべることで、それぞれの特徴や魅力がより見えてくれば幸いです。

展示作品イメージ
伊勢物語図色紙(七十三段月のうちの桂)
伝俵屋宗達筆 個人蔵
展示作品イメージ
光琳筆銹絵菊図角皿 尾形乾山作
大和文華館蔵

出陳品 55件

 ※所蔵記載のないものは全て当館蔵品。

小倉色紙「天の原」 鎌倉時代
新古今集和歌色紙 本阿弥光悦筆 桃山時代
重要文化財 沃懸地青貝金貝蒔絵群鹿文笛筒 伝本阿弥光悦作 江戸時代前期
螺鈿金貝蒔絵田家人物文硯蓋 神坂雪佳作 大正時代 個人蔵
国宝 寝覚物語絵巻 平安時代後期
源氏物語図屏風断簡(三十一帖真木柱) 伝俵宗達筆 江戸時代前期 個人蔵
伊勢物語図色紙(七十三段月のうちの桂) 伝俵屋宗達筆 江戸時代前期 個人蔵
重要文化財 婦人像 桃山時代
重要文化財 中村内蔵助図 尾形光琳筆 江戸時代中期
白地黒花鯰文枕 磁州窯 北宋-金時代
光琳筆銹絵菊図角皿 尾形乾山作 江戸時代中期
草花図屏風 伊年印 江戸時代前期
草花図 喜多川相説筆 江戸時代前期
瓶花図 酒井抱一筆 江戸時代後期
花鳥図 松村景文筆 江戸時代後期
富嶽図扇面(◎扇面貼交手筥のうち) 尾形光琳筆 江戸時代中期
富士図屏風 中野其明筆 明治時代 個人蔵

など

出陳目録:PDF

会期中のイベント

特別講演 9月21日(日)
午後2時・講堂
「琳派の美を考える―日常とアートの接点―」 武蔵野美術大学教授 玉蟲敏子氏
日曜美術講座 9月14日(日)
午後2時・講堂
「くらべて分かる琳派の特徴」 当館学芸部課長 宮崎もも 
美術の窓 8月31日(日)
午後2時・講堂
連続講座「蔦屋重三郎の錦絵出版」
第2回「美人画2・・・寛政期、歌麿、長喜など」
当館館長 浅野秀剛 
列品解説 毎週土曜日 午後2時  (当館学芸部による)

※何れも参加は無料ですが、入館料が必要です。

●無料招待デー: 9月12日(金) 近畿日本鉄道創立記念日

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