一笑一顰 -日本美術に描かれた顔-

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一笑いっしょう一顰いっぴん -日本美術に描かれた顔-

会期
2022年8月19日(金)~ 10月2日(日)

休館日
毎週月曜日(ただし 9月19日<祝>は開館し、翌20日<火>が休館)
開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入館料

一般 630円 高校・大学生 420円 
小学・中学生 無料

※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

 “一笑いっしょう一顰いっぴん”とは、微笑んだり眉をひそめたりといった、ちょっとした表情の変化のことを指します。人物の喜びや不快感を、顔や仕草であからさまに描き出した絵画がある一方で、描かれた表情だけではその思いを読み取ることの難しい作品もあります。展覧会では、大和文華館所蔵の人物画の数々に、印象的な顔の描かれた作品を加えて展示します。作品の背景となる物語や解釈もあわせてご紹介しながら、日本美術に描かれた人びとの表情にあらわれた美しさや魅力に迫ります。

 顔や仕草に注目して鑑賞することで、彼ら彼女らがより身近に見えてくるのではないでしょうか。一笑一顰を見逃さないように目を凝らしながら、名品の数々をお楽しみください。

展示作品イメージ

重要文化財

維摩居士像(室町時代)
展示作品イメージ

重要文化財

佐竹本三十六歌仙絵断簡小大君像(鎌倉時代)部分

出陳品 約50件 

【物語絵】
国宝寝覚物語絵巻平安時代後期
重要文化財源氏物語浮舟帖鎌倉時代
 伊勢物語図色紙 六段 芥川 伝俵屋宗達筆江戸時代前期
【歌仙絵】
重要文化財佐竹本三十六歌仙絵断簡小大君像鎌倉時代
 三十六歌仙絵敦忠像伝岩佐又兵衛筆江戸時代前期
 三十六歌仙図屏風江戸時代中期
【道釈画】
重要文化財維摩居士像文清筆長禄元年(1457)賛室町時代
重要文化財呂洞賓図雪村筆室町時代
 寒山図俵屋宗達筆江戸時代前期
【肖像画】
 一休宗純像伝曽我蛇足筆室町時代
 龍湫周沢像応永30年(1423)
古幢周勝賛
室町時代
重要文化財中村内蔵助像尾形光琳筆江戸時代中期
【美人画】
重要文化財婦人像桃山時代
 舞妓図江戸時代前期
重要美術品美人図宮川長春筆江戸時代中期

など

出陳目録:PDF

会期中のイベント

特別講演 8月28日(日)
午後2時・講堂
「王朝歌人の表情―佐竹本三十六歌仙絵『小大君』から―」 京都国立博物館研究員  井並林太郎氏
日曜美術講座 9月18日(日)
午後2時・講堂
「館蔵品に見る『引目鉤鼻』で描かれた顔」 当館学芸員 仁方越洪輝
講座 美術の窓 9月4日(日)
午後2時・講堂
連続講座「写楽―美醜を超えて」
第2回「第2期以降の写楽の役者絵~寛政6年(1794)7月から退場まで」
当館館長 浅野秀剛
列品解説 毎週土曜日 午後2時から (当館学芸部による)

※いずれも参加は無料ですが、入館料が必要です。

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