特別企画展 東アジア文人の肖像-書画と文房具-

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特別企画展 東アジア文人の肖像-書画と文房具-

会期
2022年2月18日(金)~ 4月3日(日)

休館日
月曜日休館(ただし 3月21日<月・祝>は開館し、翌22日<火>が休館)
開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入館料

一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料

※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

 豊かな教養をもって詩書画に親しみ、自らもそれを作る人々― 文人ぶんじんは、東アジアにおいて文化の担い手として、文学・芸術の発展を促しました。日々生まれる想いを、墨を磨り筆をとって芸術作品へと昇華させた彼等の雅趣は、書斎道具といった普段使いの品々にも反映されてゆきます。文人が生み出す作品、書斎に置く文房具などは、こうありたいという彼等の理想や信念を託した、彼等の肖像そのものであったといえましょう。

 本展観では、12~20世紀の中国・朝鮮・日本における文人の書画、書斎道具を始めとする工芸など、計53件を一堂に展示します。また小特集として、明~清時代に流行した、文人の肖像を表す作品をご紹介し、東アジアの多彩な文人文化をご覧いただきます。

展示作品イメージ
坐石聴松図巻(部分) 湯貽汾筆
中国・清時代
黒川古文化研究所蔵
展示作品イメージ
黄地紫彩花卉人物文尊式瓶 景徳鎮窯
中国・明時代
大和文華館蔵

出陳品 53件 

【Ⅰ.古代憧憬】
 青銅怪獣文鎮子中国・戦国時代
 故事人物図冊伝・趙孟頫筆中国・明末期-清初期黒川古文化研究所蔵
 黄地紫彩花卉人物文尊式瓶景徳鎮窯中国・明時代
重要文化財秋塘図伝趙令穣筆中国・北宋時代
【Ⅱ.文房精粋】
 五彩荷葉硯景徳鎮窯中国・明時代
 竜図墨程君房作中国・明時代
 螺鈿花卉文筆中国・明時代
 青花透彫蛙蓮華算木文角水滴京畿道広州郡分院里窯朝鮮・朝鮮王朝時代
 藍色硝子獅子形鈕印材一対 乾隆(1736-95)年製中国・清時代
【Ⅲ.書画同源】
 七絶詩文徴明筆中国・明時代
 墨竹図詹景鳳筆明・万暦19年(1591)
 墨梅図冊汪士慎筆清・乾隆6年(1741)
【Ⅳ.山紫水明】
 紫竹庵図伝・管道昇筆元・元貞2年(1296)
 冠岳夕嵐図鄭敾筆朝鮮・朝鮮王朝時代
 澗泉松声図浦上玉堂筆日本・江戸時代
【Ⅴ.伝神写照 ―清時代の文人肖像画―】
 聴松図巻王翬・楊晋合作清・康煕39年(1700)
 石林浄香図李鴻仁写照・高鳳翰補景清・乾隆元年(1736)個人蔵
 坐石聴松図巻湯貽汾筆清・道光14年(1834)黒川古文化研究所蔵

など

出陳目録:PDF

会期中のイベント

特別講演 3月13日(日)
14時・講堂
「清代文人の苦楽―高鳳翰こうほうかん汪士慎おうししん―」 京都国立博物館研究員  森橋なつみ
日曜美術講座 3月27日(日)
14時・講堂
「中国の肖像表現にみる文人へのあこがれ」  当館学芸員 都甲さやか
講座 美術の窓 3月6日(日)
14時・講堂
連続講座「広重―風土と旅情を描く―」
第5回「広重―生涯と画業〔後編〕~東海道五拾三次以降の画業について~」
当館館長 浅野秀剛
列品解説 毎週土曜日 14時 (当館学芸部による)

(※新型コロナウィルス感染拡大の状況によってはスライドによる展覧会解説となる場合あり)

※何れも参加は無料ですが、入館料が必要です。

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