大和文華館

展覧会

特別企画展 花を愛でる 古きを尊ぶ

会期
2026年7月16日(木)~ 8月23日(日)
※会期中、一部展示替えあり。
休館日
月曜日(ただし7月20日〈祝〉は開館し、7月21日〈火〉が休館)
開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料

一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料

※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

 四季おりおりに咲く花々をはじめとする植物は、私たちの眼を楽しませ、心を和ませてくれます。中国では古くから、花木におめでたい意味(吉祥)や、理想の人間像を重ねつつ、人物や禽獣たちを伴わせ、瓶にかざり、野にある姿で表すなどして、多彩な絵画や工芸を生み出しました。それは広く東アジアにも伝わり、それぞれの国で豊かに発展しました。こうした花木を愛でる思いは、19~20世紀の中国で、古代の青銅器や石に刻まれた文字を研究する「金石学」とむすびつき、「花博古図(はなはくこず)」とよばれる特殊な絵画の流行をうながします。それは長い歴史の中で育まれた花卉図の構成や描法と、(いにしえ)の時代に関する研究の蓄積・憧憬が生み出した、まさに時代の華といえるでしょう。

 本展観では、中国、日本、朝鮮半島、琉球で制作された花木をモチーフとした作品とともに、東アジアの博古趣味(はくこしゅみ)をうかがわせる美術や書籍、そして「花博古図」の世界をご覧いただきます。

展示作品イメージ
博古花卉図軸(二幅対)高野侯筆
中華民国・民国18年(1929)
兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)
展示作品イメージ
唐絵手鑑 伝狩野安信筆
日本・江戸時代前期(17世紀)
 大和文華館蔵

出陳品 44件

 ※所蔵表記のないものは大和文華館蔵

【第一章 花を愛でる】
重要文化財 蜀葵遊猫図・萱草遊狗図 伝毛益筆 中国・南宋時代(12世紀)
花鳥図 中国・明時代(16世紀)
唐絵手鑑 伝狩野安信筆 日本・江戸時代前期(17世紀)
花鳥図 山口宗季(呉師虔)筆 琉球・第二尚氏時代
康熙54年(1715)
【第二章 古きを尊ぶ】
金石索 馮雲鵬、馮雲鵷編纂 清・道光3年(1823)刊
篆書七言聯 羅振玉筆 清~民国時代(20世紀) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)
博古拓識語軸 潘祖蔭筆 清・光緒2年(1876) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)
【第三章 花を愛でる・古きを尊ぶ― 《特集展示》「花博古図」の世界―】
茶熟香温図 高棨筆 清時代(19世紀) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)
孤館消寒図 陸恢筆 清・光緒15年(1889) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)
吉金延寿図(四幅対) 呉重熹筆 清・光緒22年(1896) 公益財団法人依水園寧楽美術館蔵
※《春・夏幅》7/16(木)~8/2(日)展示、《秋・冬幅》8/4(火)~8/23(日)展示)
文房清供図 趙雲壑筆 中華民国・民国13年(1924) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)
博古花卉図軸(二幅対) 高野侯筆 中華民国・民国18年(1929) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)
磚拓紅梅図 高野侯筆 中華民国・民国34年(1945) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)

ほか

会期中のイベント

特別講演 7月26日(日)
午後2時・講堂
花博古(はなはくこ):近代中国における古器と書画の鑑賞について」
 [定員]当日先着100名(予約不要)
京都大学人文科学研究所准教授 呉孟晋(くれもとゆき)
日曜美術講座 8月2日(日)
午後2時・講堂
「東アジアの花卉図(かきず)(いにしえ)への想い」
 [定員]当日先着100名(予約不要)
当館学芸部係長 都甲さやか
講座 美術の窓 7月19日(日) 
午後2時・講堂
連続講座「江戸後期の浮世絵」第2回「歌川豊国…幕末浮世絵界の覇者」
 [定員]当日先着100名(予約不要)
当館館長 浅野秀剛
列品解説 毎週土曜日 午後2時  (当館学芸部による)

※何れも参加は無料ですが、入館料が必要です。

  ●無料招待デー: 8月6日(木)・7日(金)

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