大和文華館

コレクション

閻相師像
(えんそうしぞう)

清時代
乾隆25年(1760)賛
絹本著色・一幅
187.4cm×96.2cm

清朝の最盛期をもたらした乾隆帝は西域の準部、回部を平定すると、その功臣百名の肖像を描かせ、北京・紫禁城西苑の紫光閣に掲げました。閻相師像(えんそうしぞう)はその次等第七にあたる作品で、現在、各国に数十幅が残されています。
閻相師、字は渭陽、甘粛省の人で、安西提督、甘粛提督に任じられ、没後は太子太保を贈られました。顔貌は克明な描写にハイライトを入れる西洋画法で描かれ、乾隆23年、軍功の印として賜った単眼の花翎(孔雀の羽飾り)が輝き、石が額に当たったけれども一歩も動じなかったという武勇を称える賛文が漢文と満文で書かれます。日本にある清朝肖像画のなかでは、最も完成度の高い作品の一つです。

絵画(日本・中国・朝鮮)