大和文華館

コレクション

重要文化財

秋塘図
(しゅうとうず)

伝趙令穣筆
北宋時代
絹本墨画淡彩・一幅
22.2cm×24.3cm

趙令穣(?―1061-1100―?)は、字を大年、北宋太祖五世の孫にあたり、徽宗とも交遊、その作品は「小景画」とよばれました。
非常に細かい画絹上に、着色と水墨の微妙な表現により、夕刻の一瞬の詩情を描き出しています。細線を重ねた寒林が夕霧をおび、空や水面には淡青がはかれ、寒鴉が墨の濃度を分けて描かれて、やわらかく自然な空気の広がりを表現しています。水面には淡彩で鴨の群れを描き、小さな画面ながらも無限の空間性が表現されています。
北宋絵画から南宋絵画へと転換する時期の重要な作品です。仙台・伊達家から狩野常信に与えられ、木挽町狩野家に伝来しました。

絵画(日本・中国・朝鮮)