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特別企画展 書の美術-経典・古筆切・手紙- タイトル画像

2017年11月17日(金)~12月24日(日)
月曜日休館
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入館料 一般 620円 高校・大学生 410円 小・中学生 無料
大金色孔雀王咒経(神護寺経)大阪市立美術館蔵
大金色孔雀王咒経(神護寺経)
大阪市立美術館蔵


法華経巻第一(方便品第二)和泉市久保惣記念美術館蔵【11月17日~12月3日展示】
法華経巻第一(方便品第二)
和泉市久保惣記念美術館蔵
【11月17日~12月3日展示】

文字をしたためること、そこから生み出される「書」は、文字そのものの意味と造形を兼ねた、特有の芸術性が認められます。一文字一文字に祈りが込められ写された装飾経、連綿と記された仮名に流麗な美しさが見られる古筆切、個性的な文字や内容に人柄が表れる墨蹟や書状の数々。目的は異なりますが、何れも他者に「伝えること」が強く意識されており、文字の形、さらにはそれをしたためる料紙に創意工夫が凝らされ、筆者の高い美意識を味わうことが出来ます。

こうして生み出された「書」の美しさは人々を魅了し、現在に伝えられてきました。その多くが本来の目的を離れ、内容だけでなく筆者や伝来に価値が見出され、たとえ一部分であっても鑑賞に適するよう表装されています。あるいは書状のように、その時代の様相を具体的に知る手がかり、史料としても重要です。当館に所蔵される双柏文庫は、日本中世史研究者・中村直勝氏が収集した古文書コレクションであり、中世・近世の公家や武家、茶人の書状が充実しています。

展覧会ではこれらの館蔵品に特別出陳品を交え、「書」に見られる多様な美意識に迫ります。個々の作品が持つ「鑑賞」「愛玩」の歴史にも思いをはせつつ、御覧頂けましたら幸いです。

出陳品 52件
【古写経・写経切】
重要美術品 大般若経(薬師寺経) 奈良時代 大阪市立美術館
華厳経断簡(二月堂焼経)
仁王経断簡
雑阿毘曇心論断簡(中尊寺経)
法華経断簡
奈良~平安時代 大阪市立美術館
(会期中巻替あり)
重要文化財 法華経巻第一 方便品第二 平安時代 和泉市久保惣記念美術館
(11月17日~12月3日展示)
重要文化財 法華経巻第三 化城喩品第七 平安時代 和泉市久保惣記念美術館
(12月5日~12月24日展示)
大金色孔雀王咒経(神護寺経) 平安時代 大阪市立美術館
華厳経断簡(泉福寺経) 平安時代 個人
一字宝塔経断簡 平安時代 個人
【古筆切】
桂本万葉集断簡(栂尾切) 平安時代
和漢朗詠集断簡(伊予切) 平安時代
伊勢集断簡(石山切) 平安時代
【禅僧の書】
重要文化財 墨蹟 無相居士像賛 中国・南宋時代
墨蹟 傑堂号 寂室元光筆 南北朝時代
墨蹟 七言 清拙正澄筆 南北朝時代
【天皇・公家の書】
花園天皇宸翰断簡 南北朝時代
洞院公賢書状 南北朝時代
三条西実隆書状 室町時代
【武家の書】
足利尊氏自筆御神号 南北朝時代
足利義満書状 室町時代
狩野探幽書状 江戸時代前期
【茶人の書】
千少庵書状 桃山時代
古田織部書状 桃山時代
小堀遠州書状 江戸時代
会期中のイベント
特別講演 12月3日(日)
14:00から講堂にて
「日本の書の特色-仮名を中心に-」 五島美術館副館長
名児耶 明氏
日曜美術講座 12月10日(日)
14:00から講堂にて
「一字一仏の経典
-新出の一字宝塔経断簡へのアプローチ-」
当館学芸員 古川攝一
講座 美術の窓 12月17日(日)
14:00から講堂にて
「江戸時代の絵入特製用箋」 当館館長 浅野秀剛
列品解説 毎週土曜日14:00から展示場にて(当館学芸部による)
※何れも参加は無料ですが、入館料が必要です。