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特別展 呉越国 - 西湖に育まれた文化の精粋 -

2016年10月8日(土)~11月13日(日)
毎週月曜日休館(ただし10月10日〈祝〉は開館し、翌11日〈火〉が休館)
入館料 一般930円 高校・大学生 720円 小学・中学生 無料

金製龍 五代-北宋 浙江省博物館
金製龍 五代-北宋 浙江省博物館

青磁方盤 越州窯 五代 呉越国 臨安市文物館
青磁方盤 越州窯 五代 呉越国 臨安市文物館

呉越国は907-978年に、現在の中国浙江省杭州市を中心とした領土を納めた国です。呉越国が位置した江南は資源に恵まれた豊かな土地で、新石器時代には玉文化を誇る良渚文化、漢時代以降は青磁の焼造で名高い越州窯があるなど、古来、高い文化と工芸技術が育まれてきました。唐時代になると、明州(現・寧波市)は日本を含めて海外からの船が往来する海港都市となり、海上交通の要衝となります。また、鄮県阿育王寺(現・寧波市鄞州区)は江南における釈迦・舎利信仰の中心地であり、唐の天宝三年(744)に鑑真が日本への渡航中に立ち寄り、地中から感得されたという阿育王塔を目にしています。さらに、天台仏教の聖地である天台山があり、江南は仏教の盛んな地域でした。呉越国を治めた銭氏一族はこのような特色を受け継いでいます。また同時に、海外である日本や朝鮮半島の高麗、中国北方の遼などと仏教を介した交流を行い、東アジアにおける文化交流に大きな役割を果たしました。

本展では、中国浙江省博物館及び臨安市文物館から美術的・学術的に高い価値を持つ仏塔と王族墓からの出土品を中心とした多くの作品を拝借し、日本に伝わる呉越国関連作品とともに展示します。日本で呉越国に焦点をあてる初めての展覧会であり、その文化・芸術の東アジアにおける位置付けを試みます。

出陳品 92件
第一章 呉越国と西湖
西湖図 如寄筆 室町 京都・天寧寺
銭鏐六十六歳銀簡 五代 呉越国 浙江省博物館
第二章 呉越国の工芸 - 金銀製品、陶磁器、玉製品 -
青磁合子 越州窯 水丘氏墓出土 唐 臨安市文物館
白磁「新官」銘銀釦輪花皿 定窯 水丘氏墓出土 唐 臨安市文物館
白玉製鳳凰唐草文簪・銀製鍍金花文簪金具 康陵出土 五代 呉越国 臨安市文物館
第三章 呉越国の仏教事績
銀製阿育王塔 雷峰塔天宮出土 北宋 呉越国 浙江省博物館
「饒益神宝」銅銭 雷峰塔地宮出土 平安 浙江省博物館
第四章 呉越国の余波 - 東アジアの中で -
国宝 版画 弥勒菩薩図 木造釈迦如来立像納入物 京都・清凉寺
重要文化財 応現観音図 紙本墨画 平安 大東急記念文庫
重要文化財 十王経図巻 五代-北宋 和泉市久保惣記念美術館
重要文化財 宝篋印陀羅尼経・附宝篋印経記 鎌倉 大阪・天野山金剛寺
重要文化財 青磁水注 越州窯 五代~北宋 京都国立博物館
会期中のイベント
国際シンポジウム 10月8日(土)
午前11時~
午後4時半 講堂にて
「呉越国文化の位置づけ」

詳細はこちら

講演会 10月30日(日)
14:00から講堂にて
「呉越国の絵画と日本」

神戸大学大学院人文学研究科准教授

増記隆介氏

日曜美術講座 11月6日(日)
14:00から講堂にて
「杭州を中心にみる呉越国文化の魅力」 当館学芸部係長 瀧朝子
列品解説 毎週土曜日14:00から展示場にて (当館学芸部による)
※何れも参加は無料ですが、入館料が必要です。