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四季探訪 研ぎ澄まされる四季絵の伝統 タイトル画像

2018年11月16日(金)~12月24日(月・振替休日)
月曜日休館(ただし、12月24日〈振替休日〉は開館)
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入館料 一般 620円 高校・大学生 410円 小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引
国宝 寝覚物語絵巻(第一段)
国宝 寝覚物語絵巻(第一段)

季節感が希薄になったといわれる現代でも、すこしあらたまった手紙は時候の挨拶から始めるという作法は失われていません。 それは、四季の変化に富むこの国に住む私たちが、季節の表情をいとおしむ感性を共有していることのあかしでしょう。

絵の世界でも、平安時代に、春夏秋冬の自然景に、季節の行事や祭礼などをたくみに織りまぜた「四季絵」が生まれて以来、季節の表現は欠かせないものとなります。 しかし、みやびな四季絵はしだいに型にはまっていき、鎌倉時代には、有名な歌人・藤原定家ですら、「四季のモチーフには限りがあるんだから、三月や五月の花をほかのものに変えろなどといわれても困る。」と、新調する屏風絵の原案を依頼されて悩んでいます。

僧正遍昭落馬図 英一蝶筆
僧正遍昭落馬図 英一蝶筆

そうした四季絵も、江戸時代になると、あたらしい感性で刷新されます。 日常生活に根をおろした卑俗な季節感や、日々肌身に感じる気象の表現、そして古典回帰など、絵師たちの挑戦は尽きません。

平成最後の年の瀬。年号が改まろうとも、永劫に尽きることのない四季の巡りを味わうひとときをお楽しみください。

出陳品 25件
【春の花を愛でる】
国宝寝覚物語絵巻平安時代後期
桜図俵屋宗達筆江戸時代前期
春柳図尾形乾山筆江戸時代中期
春林書屋図呉春筆江戸時代後期
【ふたつの季節を味わう】
伊勢物語図屏風江戸時代前期
春秋鷹狩茸狩図屏風岡田為恭筆江戸時代後期
【夏の光のなかで】
草花図屏風伊年印江戸時代前期
瓶花図酒井抱一筆江戸時代後期
花鳥図松村景文筆江戸時代後期
【四季をそろえて】
四季花鳥図押絵貼屏風渡辺始興筆江戸時代中期
四季山水図屏風円山応挙筆江戸時代後期
稲富流鉄砲伝書金銀泥下絵から銀杏木賊図ほか桃山時代
【秋から冬へ】
新古今集和歌色紙本阿弥光悦筆桃山時代
重要文化財武蔵野隅田川図乱箱尾形乾山筆江戸時代中期
僧正遍昭落馬図英一蝶筆江戸時代中期
東山三絶図円山応挙筆江戸時代後期
鱈図円山応挙筆江戸時代後期
など
会期中のイベント
会期中のイベント
特別講演 12月9日(日)
14:00から 講堂にて
「日本絵画の四季表現 ―日本人の『こころ』をめぐって」 冷泉家25代当主・
京都美術工芸大学学長
冷泉為人氏
日曜美術講座 12月2日(日)
14:00から 講堂にて
「江戸時代の四季絵屏風」 当館学芸部長 泉万里
講座 美術の窓 11月18日(日)
14:00から 講堂にて
連続講座「浮世絵250年の歴史」第2回
「錦絵の時代―錦絵誕生から大判の時代へ」
当館館長 浅野秀剛
列品解説 毎週土曜日14:00から展示場にて(当館学芸部による)
※何れも参加は無料ですが、入館料が必要です。