松伯美術館

  • 開館時間10時~17時(入館は16時まで)
  • 休館日月曜日、年末年始、展示替期間
  • 電話番号0742-41-6666
  • 所在地〒631-0004 奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号

展覧会案内

上村松篁展 「美の構成」に触れる

展示作品の画像
上村松篁「白木蓮」
昭和50年(1975)
展示作品の画像
上村松篁「鴛鴦」
昭和40年(1965)
展示作品の画像
上村松篁「椿」
大正13年(1924)

令和3年11月2日(火)~ 令和4年2月6日(日)

年末年始:12月27日(月)~ 1月3日(月)は休館

上村松篁(1902~2001)は日本画家・上村松園の長男として京都に生まれ、近現代の京都画壇において格調高い花鳥画を描き続けました。幼少期からの精緻な観察力と伝統的な円山四条派の写生を軸に、近代的な構成を持つ洗練された花鳥画のスタイルを確立します。

写生について松篁は次のように述べています。

「微にしてよく真を伝えるという言葉があるが、綿密にものを観察することは必要である。しかし捉われてはいけない。博物標本に終ってはいけない。写生はむしろその中から美の組織を見出すことである。心や目が濁っていては真にふれることはできない。純真無垢で一心不乱に打ち込むことによって、いつか彼我合一の三昧境地に入り、心眼が自然のいのちを感得するようになる。画はそこから生れてくるのである。」(上村松篁著「鳥語抄」より)

本展では、松篁が50年間も胸の中で温めていたモチーフである、火炎木と印度孔雀とスコールを描いた70歳時の代表作「燦雨」の本画をはじめ、作品の制作過程を知ることのできる下絵や素描をあわせて展覧し、伝統の中で育まれ、自然の神秘に触れて織りなす松篁芸術の「美の構成」に迫ります。

展示作品の画像
上村松篁「燦雨」
昭和47年(1972)
展示作品の画像
上村松篁「真鶴」
昭和55年(1980)
展覧会概要
展覧会名称開催期間主催
上村松篁展 「美の構成」に触れる 令和3年11月2日(火)~ 令和4年2月6日(日)
公益財団法人 松伯美術館
休館日月曜日(但し、1月10日(月・祝)は開館し、翌1月11日(火)は休館)、年末年始(12月27日(月)~1月3日(月)は休館)
開館時間午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入館料

大人(高校生・大学生を含む) 820円
小学生・中学生 410円

※20名以上の団体は1割引
※障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで2割引

●駅営業所で販売する割引入館券
大人(高校生・大学生を含む) 650円(通常料金は820円)
小学生・中学生 320円(通常料金は410円)
[ 販売期間:2021年10月25日(月)~ 2022年2月6日(日)]

割引入館券を近鉄の駅営業所にて販売しております。
※駅営業所の詳細は青字部分をクリックしてご確認ください。
※学園前駅では販売しておりません。
(駅営業所の詳細は青字部分をクリックしてご確認ください)

●奈良市ななまるカード(優待乗車証・老春手帳)の取扱いについて
平成27年4月1日より、入館料金の50%をご負担頂くこととなりましたので、
ご理解くださいますようお願いいたします。なお、特別展は従来通り全額のご負担となります。

 

展示作品について

※出品作品については、都合により変更する場合があります。

出品点数  約40点(下絵、素描を含む)

主な展示予定作品

  • ●上村松篁

    • 本画および下絵
      • 「白木蓮」昭和50年(1975)
      • 「白木蓮」(下絵)昭和50年(1975)
    • 本画
      • 「蘚汀雨情」昭和9年(1934)
      • 「椿」大正13年(1924)
      • 「早秋」昭和16年(1941)
      • 「鴛鴦」昭和40年(1965)
      • 「燦雨」昭和47年(1972)
      • 「真鶴」昭和55年(1980)
      • 「芦」昭和63年(1988)
  • ●上村松園

    • 「雨を聴く」昭和15年(1940)
    • 「春の旅」昭和14年(1939)
  • ●上村淳之

    • 「大極殿上壁 四神之図試作」平成21年(2009)

他 約40点

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