2022.07.25 近鉄リテーリング 橿原神宮前駅に「酒屋みよきく」を誘致

• 近鉄橿原神宮前駅の中央改札横に7月4日、奈良県橿原市の老舗酒蔵・喜多酒造による日本酒スタンディングバー「酒屋みよきく 橿原神宮前駅店」がオープンしました。

  以前この場所は旅行の案内などを行っていた駅営業所でしたが、昨年10月に閉鎖しました。駅の空きスペースを店舗に再活用する取り組みを行っている近鉄リテーリングは、由緒ある橿原神宮の最寄り駅にふさわしい店を誘致しようと喜多酒造に打診したことから、同店のオープンが実現しました。改札内外どちらからでも入店できる構造です。

  喜多酒造の喜多整社長

  同店は「酒を身近なものに」をコンセプトに、女性のお客様にも気軽に日本酒を楽しんでもらおうとスタンディングバー形式にしています。看板商品は、喜多酒造の代表銘柄「御み代よ菊きく」で、日本酒と柿の葉寿司など奈良の特産品のペアリングも楽しめます。今後は、日本酒の魅力に手軽に触れていただけるよう、日本酒はもちろん甘酒や酒粕といった日本酒関連商品の販売、きき酒会などのイベントなども予定しています。

  「酒屋みよきく」の店内

  店舗の内装は近創が担当しました。SDGsの取り組みの一環として、酒蔵にあった酒樽の廃材を製材加工した腰板や酒甕さかがめを使用したディスプレイ台など、もともとあったものを再利用しています。そのほか、かつて社屋に使われていた鬼瓦なども飾られています。

• 喜多酒造の喜多整社長のコメント

  本社以外で直営店の出店は初めて。最初にこのお話をいただいたとき、色々な人が通る立地なので、「御代菊」というブランドを知ってもらえるような方法をとりたいと思いました。そこで「お酒を身近なものに」というコンセプトを考えました。日本酒という一つのカテゴリーでも、多様な表現があり、製法によって違った味が生まれます。飲み方も様々な工夫で楽しめるので、日本酒を楽しみつつ日本酒を理解してもらえるように、メニューや我々のサービスで伝えていきたいと思っています。日本酒を知っていただく場所として皆さんにご利用いただきたいです。

  近鉄リテーリング 営業本部 事業開発部 事業開発チーム　八木茉莉香のコメント

  店舗を誘致して明るい駅にしたい、この駅にふさわしく、そして奈良らしいお店に入ってもらいたいと喜多社長にお声がけしました。今後は近鉄主催の酒蔵巡りイベントとの連携なども検討しています。
  沿線には魅力的なお店や会社がたくさんありますので、そういったお店や会社を誘致していくことで駅自体を魅力的なものにして、わざわざ訪れたくなるような駅づくりをしてきたいと考えております。

• 一覧へ戻る
• ホームへ戻る