事業紹介

Business

運輸事業

近畿・東海の主要都市を結ぶ路線距離私鉄日本一の鉄道をはじめ、バス、タクシー、フェリーや国際物流など、交通から物流まで幅広く取り組む近鉄グループの運輸事業は、世界に広がるネットワークを形成しています。
鉄道分野では、阪神電気鉄道との相互直通運転や最新の列車情報を提供する近鉄アプリの配信、観光特急の導入など、お客様の更なる利便性と快適さを追求した取り組みを行っています。また、大阪地区の列車運行を管理し、運転士を支えるとともに正確なダイヤを実現する総合指令室の構築など、安全性の向上にも注力しています。

近畿・東海を結ぶ屈指の輸送力

近畿日本鉄道の営業路線は大阪・京都・奈良・三重・愛知の2府3県にまたがり、総営業キロ程は私鉄最長を誇ります。また、保有する客車数は約1,900両、一日の平均輸送人員は約156万人を誇り、スケールの大きさを物語ります。近畿・東海の主要都市や、古都奈良、伊勢志摩など日本有数の観光地を結び、多くのお客様の通勤、通学、観光を支えています。

新型名阪特急『ひのとり』
新型名阪特急『ひのとり』

『ひのとり』は、2020年3月にデビューした、沿線の2大都市である大阪と名古屋間を運行する新型名阪特急です。社内プロジェクトチームを立ち上げ、「くつろぎのアップグレード」のコンセプトのもと、開発を進めました。日本初となる全席へのバックシェルの採用をはじめ、コーヒー・お菓子等の自動販売機を備えたカフェスポットや、座席以外での気分転換や携帯電話の使用など多目的にご利用いただけるベンチスペースの設置など、車内の居住性を従来から大幅に高め、すべてのお客様の体験価値向上を図りました。近鉄ではこれからも、移動という何気ないシーンの中に、新たな付加価値を創造することを大切にし、お客様に快適な移動空間をご提供していきます。

観光特急

近鉄では、「しまかぜ」「青の交響曲(シンフォニー)」「つどい」など、観光に特化した様々な車両を導入しています。非日常で上質な空間を演出する観光列車は、多くのお客様から注目を集めており、沿線地域の活性化にも貢献しています。今後も近鉄は、鉄道の旅の魅力を広くPRするとともに、「乗ること自体が楽しい!」と思っていただけるような車両開発にも注力し、お客様の暮らしに新たな発見や感動をお届けし続けます。

しまかぜ

自治体との取り組み

近鉄グループは自治体との様々な取り組みを通じて、地域活性化・魅力溢れる旅の実現を図っています。

足湯列車
足湯列車

「足湯列車」は、観光列車「つどい」の車内で足湯を体験できる取り組みで、三重県菰野町と菰野町観光協会との共同企画により実現しました。足湯のお湯は、運行当日に菰野町職員の方が菰野温泉の源泉からくんできた温泉を使用。また足湯の他にも菰野町観光協会による菰野町の地酒や菰野町観光協会公式キャラクター「こもしか」のグッズ等の車内販売を実施するなど、癒しの時間を過ごしながら、温泉・自然・食など魅力あふれる湯の山温泉へお客様が足を運ぶきっかけとなりました。
※2020年度は運行を見合わせております。

「幸せを運ぶ、きんてつの吊り革」企画

「幸せを運ぶ、きんてつの吊り革」は、沿線の10社寺の協力により始まった企画です。企画実施期間中は、4種類の特別な吊り革 (桜模様を施した五角形の合格祈願吊り革99本、ハート型の恋愛成就吊り革3本、ゴールドの輪の金運招福吊り革1本、クローバー型の開運招福吊り革4本)を設置した列車が運行しています。また、10社寺の最寄り駅では、「台紙付記念入場券」と特別な吊り革を模して成就を祈願した「後押しダルマ キーホルダー」を数量限定で発売。お客様には全線で約16万本ある吊り革の中から、願いにかなった特別な吊り革を探し出し、移動時間を楽しんでいただくとともに、ご協力を得た社寺へ参拝していただくきっかけにもなりました。
※2020年度は実施しておりません。

インバウンド旅客の皆さまへの取り組み

近鉄グループでは、インバウンド旅客の皆さまを誘致し、より快適に旅の時間を楽しんでいただくためのサービスを展開しています。

第15回日本鉄道賞「安心インバウンド対応」特別賞を受賞
第15回日本鉄道賞「安心インバウンド対応」特別賞を受賞

受賞したのは、「携帯型放送装置」による車内放送の多言語対応システムです。同装置は訪日外国人のお客様への案内サービスの向上と、車内放送の品質向上を目指して開発し・導入されました。そのほか車両工事が最小限で済むため、低コスト・短時間で導入できる点なども評価されました。

AIを活用した鉄道旅客案内サービス
AIを活用した鉄道旅客案内サービス

近畿日本鉄道では、スマートデバイスを活用した、年齢や言語に依存しない鉄道旅客案内『シームレス案内』の研究を進めています。
具体的には、ホームや列車の行先表示器をスマートフォンで撮影すると、その列車がお客様の目的地に合った列車かどうかをAIが判定し、ご案内するサービスの実現に向けて取り組んでいます。

大和西大寺駅「近未来ステーション構想」の取り組みについて

近鉄では、「近未来ステーション構想」と題して、AIやITなどの先端技術を活用した新しい駅運営の形を検討しています。その一環として、大和西大寺駅では大型マルチディスプレイを利用したお客様案内を開始するとともに、AIを活用した駅案内ロボットや車椅子をご利用のお客様などをサポートする改札口見守りシステムを試験導入しました。これらの取り組みを今後は他の駅でも検討し、お客様へのサービスや安全性の向上、駅係員の業務の負担軽減・効率化を図っていきます。

総合指令構築による業務改善・サービス向上

2017年3月、従来分散していた列車運行管理、車両運用、電力管理、夜間作業管理等に関する大阪地区の各指令所をワンフロアに集約した『大阪総合指令室』の運用を開始しました。これにより、大阪地区の各線区の状況を一目で見ることができるようになりました。また、同フロアには災害時等に設置する対策本部も配置し、危機管理対応能力の強化にも注力しています。
さらに2020年6月より、天王寺運転指令を大阪総合指令室内に移転・集約。以前にも増して指令間の連携を図り、さらなる保安度およびお客様のサービス向上に努めています。

近鉄アプリ

列車の運行を知らせる「近鉄アプリ」は、2016年12月のリリース以降、運行情報のプッシュ通知や列車の走行位置、特急設備検索・特急列車運行状況通知、列車出発案内などのサービスを順次追加し、37万件を超えるダウンロードをしていただいております。今後も鉄道をご利用されるお客様に向けて、利便性の向上を図るサービスを提供する予定です。

近鉄アプリ

安全への取り組み

近鉄では、当社独自のATS(自動列車停止装置)や列車運行管理システムを導入し、列車を運行しています。また、GPSを利用した位置情報を活用し、音声等の方法で運転士に対し運転支援(停止位置確認等の注意喚起)を行う運転士支援システムのほか、防災対策として地震発生時に気象庁の地震情報を即座に列車に伝達する緊急地震速報システムを取り入れています。

踏切道では、自動車の立ち往生など何らかのトラブルが発生した際に、接近する列車の乗務員に異常を知らせるために、踏切障害物検知装置や押しボタン式踏切支障報知装置を整備しています。

これらにより、運転保安度の向上ならびに安全性の向上に取り組んでいます。

その他の取組み
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