社員紹介

WORK
STYLE

近畿日本鉄道
総合研究所(近鉄グループホールディングス 事業戦略部 兼務)(取材当時)

2017年入社/工学研究科卒

CAREER / キャリアアップ

1年目~
近鉄情報システム株式会社
近鉄グループ社内システム、近鉄アプリなどの開発・運営・保守を担当
3年目~
近畿日本鉄道株式会社総合研究所
近鉄グループホールディングス株式会社事業戦略部(兼務)
DXやツールの導入など将来を見据えた中長期的なIT戦略の策定、セキュリティレベルの維持向上などを担当
6年目~
近畿日本鉄道株式会社総合企画本部総合研究所
業務効率化、ホームの安全対策、技術伝承方法の検討、お客様の安全とサービス向上や事業部門の生産性向上につながる技術に関する調査、分析、研究開発およびコンサルティングを担当

入社動機

REASON

大学院で学んだ知識を活かし、
地元に貢献したいと考えました。

大学院で電子情報学を専攻し、カメラを用いた研究を行っていた私は、「学んだことを活かせる仕事がしたい。」と考え、カメラ業界に絞った就職活動を行っていました。正直なところ、当時は鉄道業界で働くとは思ってもいませんでしたね。しかし、業界研究を進めるうちに、「自分の知識を活かせる企業は、他にもあるかもしれない。」という感情が芽生え、今まで関心を寄せていなかった企業についても調べてみようと考えるようになりました。
その中で出会った企業が、近鉄グループホールディングスです。大阪府出身ということもあり、私は幼い頃から近鉄電車を利用していました。そんな身近な存在である当社が、私の専攻分野を活かせる職種を募集していると知り、「ここでなら、大学で学んだ知識を活かすことはもちろん、地元にも貢献することができる!」と考えるようになりました。選考を進むにつれ、自然と志望度も高まっていった私は、内定をいただくとすぐに入社を決意しました。

仕事内容

WORK

近鉄グループの「IT」を俯瞰的に捉え、
全体最適を意識しています。

現在は近畿日本鉄道の総合研究所に所属する一方で、兼務として近鉄グループホールディングスの事業戦略部にも所属しています。業務としてはIT統括業務に従事しており、具体的には「IT戦略の策定と推進」と「情報セキュリティ対策の実施」を担当しています。「IT戦略の策定と推進」については、DX(デジタルトランスフォーメーション)やツールの導入など、将来を見据えた中長期的なIT戦略の策定を行っています。対して「情報セキュリティ対策の実施」は、セキュリティレベルの維持向上やサイバー攻撃への対応などが主な業務です。

業務の特性上、一つのアプリやシステムの開発に傾注するというよりは、全体最適を意識してITの利活用を考える必要があります。例えば、各部署で導入されている端末やシステムの調査、サーバーやOSなどのITインフラの整備および更新に関する周知や取りまとめ、グループ会社にまたがるセキュリティ対策に関する注意喚起、現場で発生している課題の理解、課題解決につながる施策の検討など。関与する範囲が非常に広く、知識のインプットは大変ですが、この業務を担当するようになって以降、ITの知識はもちろん、近鉄グループを俯瞰的に捉える力が身に付いたと考えています。

夢・目標

VISION

関係各所と連携を図り、
近鉄グループのDXを推し進めていきたいです。

今後の目標はITへの知見を深め、もっとITの力を活用して近鉄グループの「いつも」を支え、「いつも以上」を創ることです。ITにおける「いつも」を支えるには、グループ各社が使用しているシステムやツールが常に安全な状態で稼働していることが大前提です。そのためにも目の前の仕事を確実に遂行することが必要であると考えています。そして「いつも以上」を創るには、新たな技術を積極的に導入することも必要になってきます。しかし、それは各事業部門やグループ会社、システムを開発・運営する部門など、ITをとりまく全ての関係各所の協力なくして実現することができません。たとえば昨年、私はコロナ禍による在宅勤務に向けたIT環境整備を担当しました。その際も事業部を越えて多くの方々に協力を要請したり、調整を図ったりしながらテレワークの導入を進めていきました。何か施策を推進する際は、イニシアティブを取りながらも、全員が同じベクトルに向くように考えや価値観を共有することがどれだけ重要なことか、気づかされたプロジェクトとして強く印象に残っています。この成功体験を踏まえ、ペーパーレス化を筆頭に近鉄グループ全体のDXを推進していくことが今後の目標です。

学生時代

SCHOOL DAYS

他大学との共同研究に打ち込んでいました。

大学では、特殊なカメラを用いて距離計測を行う研究に取り組んでいました。この研究は他大学との共同研究で、共同研究者とのやり取りや実験の中で自分の勉強不足を痛感する点が多く、研究を進めながらも個人で足りていない知識を補うための勉強に並行して取り組んでいました。そのため非常に時間を要した上、想定外の事態や回り道も多いものでしたが、自分に不足しているものを嘆くのではなく、地道に目的の結果を得るための土台を作り続けたことで、当初から想定した結果を出すことができました。