特別展 開館25周年記念 上村松園・上村松篁「日本画の心」展 ~真善美を求めて~
上村松園「鼓の音」
昭和15年(1940)
上村松篁「丹頂」
昭和55年(1980)
「上村松篁「芥子」
昭和62年(1987)
2019年10月26日(土)~11月24日(日)
松伯美術館は1994年(平成6年)に、上村家からの作品の寄贈と近畿日本鉄道株式会社(当時)からの基金出損により開館いたしました。2019年、お陰様で開館25周年を迎えます。
松園、松篁、淳之三代の画業を紹介し、また日本画に対するご理解と発展を目的とした公募展なども重ねて参りました。特に、大切に保管されていた松園、松篁の下絵や膨大な素描類からは、画家の感性や勤勉な制作姿勢が如実に伝わってきます。
衣食住に深く関わる女性の生活を愛おしみ、日常を丁寧に美しく生きるという人として大切な生き様を美人画に託し表現し続けた松園。大好きな鳥や花、様々な生き物たちと真摯に向き合い、自然との一体感から得た「共生」という慈愛に満ちた世界観を描き続けた松篁。お互い絵について教え合うことは一切なかったそうですが、真善美を求め、格調高く清らかな浄土へ導くような芸術世界を追及する姿勢はふたりに共通しています。
作品に込められたこの普遍的な祈りのメッセージは、これからも多くの鑑賞者に届けられることでしょう。
本展では記念展にふさわしく松園の「序の舞」をはじめ代表作をご覧頂きます。今回の特別展は、開館25周年の記念展として、また、日本人と日本の風土に育まれた美しい文化として、日本画が広く未来に受け継がれていくことも切に願い企画いたしました。
「日本画の心」をご堪能いただければ幸いです。
上村松園「序の舞」
(重要文化財)
昭和11年(1936)
東京藝術大学
大学美術館蔵
上村松園「草紙洗小町」
昭和12年(1937)
東京藝術大学大学美術館蔵
上村松篁「朝」
昭和28年(1953)
東京国立近代美術館蔵
上村松篁
「星五位(ほしごい)」
昭和33年(1958)
東京国立近代美術館蔵
展覧会概要
展覧会名称 | 開催期間 | 主催 | 後援 |
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特別展 開館25周年記念 上村松園・上村松篁「日本画の心」展 ~真善美を求めて~ |
2019年10月26日(土)~11月24日(日) |
公益財団法人 松伯美術館 読売新聞社 |
NHK奈良放送局 |
休館日 | 開催期間中の休館日はありません。 |
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開館時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで) |
入館料 |
大人(高校生・大学生を含む) 1200円 ※20名以上の団体は1割引
●駅営業所で販売する割引入館券
割引入館券を近鉄の駅営業所にて販売しております。
●奈良市ななまるカード(優待乗車証・老春手帳)の取扱いについて |
- 美術講演会(展示室にて開催)内容:展覧会の内容に沿った講演をします。
⇒ 満席のため申込を締切ました。ご応募ありがとうございました。 - 上村淳之(松伯美術館 館長) 10月31(木)・11月4日(月・休)終了・11月13日(水)締切 14:00~15:00
- ※詳細・申込方法については、下記を参照してください。
※聴講無料、但し入館料が必要です。
※立席での聴講はできません。
◎館長 上村淳之による「美術講演会」
(事前申込制)
- 日 時
- ① 10月31日(木)、② 11月4日(月・休)終了、
③ 11月13日(水)締切、(いずれも14時~15時) - 講 師
- 館長 上村淳之
- 内 容
- 特別展 『上村松園・上村松篁展』について
- 場 所
- 松伯美術館 講義室
- 定 員
- 各回 50名まで(最少人員10名)
- 申込み方法
- 『往復はがき』に次の必要事項をご記入の上、お申込みください。 ⇒締切ました。
~満席のため申込を締切りました。ご応募ありがとうございました。~
◆美術講演会 参加希望と朱書き
◆ご希望の参加日
(第1希望日、第2希望日まで)
◆ご自身の
・住所
・氏名
・電話番号
・参加人数
(ご自身と同伴者1名、計2名まで)
※同伴者がある場合はその方の氏名
- 申込先
-
〒631-0004
奈良市登美ヶ丘2-1-4 松伯美術館 講演会 係 電話:0742-41-6666
- 申込締切
- 10月18日(金) 消印有効
現在(10月31日)のところ、11月4日(月・休)・13日(水)とも若干、席に余裕があります。
往復ハガキ(先着順)にて受付します。
※申込みの結果は「返信ハガキ」にてお知らせします。 ⇒締切ました。
展示作品について
※出品作品については、都合により変更する場合があります。