企画展 未来につなぐ日本画展 ― 松伯美術館公募展優秀賞受賞作家の現在 Ⅰ ―
- 古田 年寿(第1回花鳥画展)
「昭和浪漫」
- 松原 亜実(第19回花鳥画展)
「春麗」
日本の風土、日本人の感性によって培われ、描き続けられてきた花鳥画。松伯美術館では開館時よりジャンルを花鳥画に限定した公募展をこれまで23回開催し、2016年からは、ジャンルを問わない「松伯日本画展」を3回開催してまいりました。ところが新型コロナウイルス感染症拡大による諸事情で、残念ながら今年度も昨年度、一昨年度に引続き公募展開催は中止となってしまいました。
そこで、作家の育成という公募展の歩みを振り返る機会として、昨年度の大賞受賞作家に引続き、今年度は優秀賞受賞作家の作品をご紹介する展覧会を企画いたしました。受賞者が多数なため、本年度と来年度2回に分けて開催し、それぞれ与えられた展示壁面に、今現在のご自身の仕事を自由に発表していただきます。今後も松伯美術館は、このような現代日本画家の制作を応援し、その作品をご紹介する展覧会の開催も企画してまいります。
日本画にしかない花鳥画に深く取り組むことにより、日本画の独自性についての理解を深めていただき、本展が、環境や価値観の激しい変化のなかで日本画の未来について問いかける貴重な機会となるよう願っています。
個性溢れる多彩な表現の作品を、是非ご高覧いただきますようお願いいたします。
なお、会期中、特別展示室では松園・松篁・淳之三代の作品も展示いたします。
- 青木 秀明「re born」
- 長谷川 雅也「華-吟-」
- 藤城 正晴「散華」
- 城野 奈英子「刻廻る」
- 内海 福溥「斿袁」
- 井上 貴絵「冬麗」(一対)
展覧会概要
展覧会名称 | 開催期間 | 主催 | 協賛 | 後援 |
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企画展 未来につなぐ日本画展 ― 松伯美術館公募展優秀賞受賞作家の |
2023年2月11日(土・祝)~ 3月12日(日) | 公益財団法人 松伯美術館 | 一般財団法人 京都花鳥館 | 読売新聞社 |
休館日 | 月曜日 |
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開館時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで) |
入館料 |
大人 410円 ※高校生・大学生の方は学生証をご提示ください。
【割引入館の取扱中止について】 |
展示作品について
※出品作品については、都合により変更する場合があります。
出品点数 約40点(出品者26名) ※特別展示は含まない
主な展示予定作品 ※( )内は優秀賞受賞公募展
古田 年寿(第1回花鳥画展) 「昭和浪漫」、「autumn」
和田 ひとえ(第1回花鳥画展) 「終わりなき旅」
難波 洋子(第2回花鳥画展) 「冥」
守家 美保子(第2回花鳥画展) 「河伯の居るところ」
関 友道(第3回花鳥画展) 「刻を紡ぐ」、「空を紡ぐ」
岩崎 早苗(第3回花鳥画展) 「静」
平井 理佐子(第4回花鳥画展) 「月夜」、「深まる秋」、「野辺」、「野の詩」、「子鹿」
細見 朋子(第4回花鳥画展) 「夏の朝」
青木 秀明(第5回花鳥画展) 「re born」、「自在の様相」
小山 美和子(第6回花鳥画展) 「あそぼ」、「ふたり」
那須 ちひろ(第6回花鳥画展) 「冬隣」
長谷川 雅也(第6回花鳥画展) 「華-吟-」
丸山 勉 (第7回花鳥画展) 「令月枝垂梅」
奥村 絵美(第11回花鳥画展) 「私の庭」、「小さなお茶会」、「冷たい雨」、「お誕生日会」
前田 恭子(第11回花鳥画展) 「青葉闇に咲く」「夏音」
藤城 正晴(第12回花鳥画展) 「散華」
池田 真理子(第15回花鳥画展) 「ツチアケビ」
城野 奈英子(第15回花鳥画展) 「刻廻る」
立木 美江(第15回花鳥画展) 「早春賦」
小林 悟(第16回花鳥画展) 「白日爽々」、「月と猫」
伊藤 なおみ(第18回花鳥画展) 「空を映す」
島本 純江(第18回花鳥画展) 「愛想花」
松原 亜実(第19回花鳥画展) 「春麗」
森下 麻子(第19回花鳥画展) 「芽吹く命」
内海 福溥(第22回花鳥画展) 「斿袁」
井上 貴絵(第2回松伯日本画展) 「冬麗」(一対)
- ●上村松園 「化粧」
- ●上村松篁 「五色桃」
- ●上村淳之 「双鶴」
特別展示
など 約30点(素描を含む)