人権

基本的な考え方

近鉄グループは、社員一人ひとりの力で支えられています。経営環境が著しく変化していく中、企業価値を継続的に向上させていくためには、多様な社員が働きがいを感じて、いきいきと活躍し続けられる環境づくりが重要です。近鉄グループでは、人事制度や人材育成、関係各所との連携等を通して、ライフスタイルの違いがあっても、一人ひとりが安心して能力を存分に発揮できる職場づくりを進めていきます。

人権に関する基本方針

  1. 1.個人の尊厳を保障し、公正で差別のない明るい職場、社会をつくるために努力することは企業の社会的責任であることを認識し、人権・同和問題の完全解決をめざした計画的、組織的な研修と実践を全社を挙げて推進する。
  2. 2.すべての社員が人権と差別についての正しい理解と認識を確立し、一人ひとりが、人権・同和問題の解決を自らの課題として主体的にとらえ、「差別をしない、させない、許さない」取組みを力を合わせて推進するように努める。

ハラスメントの防止対策

当社および近畿日本鉄道㈱では、法令倫理指針の中で、「ハラスメントの禁止」を定めており、法令倫理研修による啓発活動のほか、各種ハラスメントについての説明を記載した冊子を配布しています。また法令倫理相談窓口として、各種ハラスメントの相談窓口を社内および社外に設置しています。ハラスメント教育に関しては、2020年度にはセクシュアルハラスメントに関するe-ラーニング研修を実施し、ハラスメントに関する知識をより深めました。さらに、各社で発生したハラスメントの実態やその対策、ハラスメント事案を発生させないための仕組みづくり、教育、研修等について議論するハラスメント対策部会を設置し、近鉄グループ全体でのハラスメント防止体制の強化に繋げていきます。

人権啓発への取組み

当社は人権・同和問題について、グループ全体で当社の人事担当役員を委員長とする「人権・同和教育推進委員会」を年1回開催し、基本方針を定め、同和問題をはじめとしたあらゆる人権・同和問題に対し、人権啓発活動を進めています。同委員会には、労働組合も委員として参画しており、労使一体となって計画的に取り組んでいます。また、人権研修は、入社時やキャリアアップ時だけでなく、役員、管理職にも実施しているほか、各職場に養成教習を受けた「人権・同和教育指導員」を配置し、全社員を対象とした教育の推進や日常的な予防措置、発生時の適切な対応に努めています。さらに、グループの海外事業拡大に備え、取引先を含めた児童労働防止や強制労働防止の啓発についても重点的に強化していくなど人権尊重の徹底を推進しています。

人権啓発推進体制人権啓発推進体制

大阪市LGBTリーディングカンパニーに認定( ㈱近畿日本ツーリスト関西 )

㈱近畿日本ツーリスト関西は、2019年8月、性的マイノリティの方々が直面する課題等の解決に向けた取組みを先進的に推進する企業等を大阪市が認証する制度「大阪市LGBTリーディングカンパニー」の「二つ星認証」を獲得しました。同社は、2019年2月、「IGLTA(国際LGBTQ+旅行協会)」に加盟、専門プロジェクトを立ち上げ、eラーニング教育の実施、日本最大のLGBTイベント「東京レインボープライド2019」への参加等様々な活動を行い、これらが認められ今回の認証となりました。

「東京レインボープライド2019」参加時の様子「東京レインボープライド2019」参加時の様子

work with Pride「PRIDE指標2020」にて「シルバー」を受賞( ㈱近畿日本ツーリスト関西 )

㈱近畿日本ツーリスト関西は、2020年11月、work with Pride「PRIDE指標2020」にて「シルバー」を受賞しました。
2019年2月のIGLTA(International Gay & Lesbian Travel Association 国際LGBTQ+旅行協会)加盟を機に、多様な価値観を大切にするLGBTフレンドリー企業を目指した取り組みを進めてきましたが、その活動が認められ、2019年8月には「大阪市LGBTリーディングカンパニー」の認証を受け、今回の受賞となりました。

work with Pride 「PRIDE指標2020」 シルバーの賞work with Pride 「PRIDE指標2020」 シルバーの賞

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