鉄道事業の災害への取組み

雨量システム( 近畿日本鉄道㈱ )

法面災害に対する運行安全のため、降雨量に応じた運転規制を行っています。このため、沿線各地に雨量計を設置するとともに、他の雨量情報も収集して、局地的な大雨にも対応可能なシステムを導入しています。

雨量システム雨量システム

風向風速計( 近畿日本鉄道㈱ )

風向および風速を計測する装置で、発信器は、駅、橋梁、高架区間などの強風区間に設置しています。
風速が強くなった場合は駅長が列車の出発を見合せ、通過列車は停止させる処置をとります。

風向風速監視システム画面風向風速監視システム画面
発信器風向風速計(発信器)

列車に火災が発生した場合( 近畿日本鉄道㈱ )

列車乗務員は、走行中の列車に火災が発生した時は、直ちにパンタグラフを降下し、地形を考慮(トンネル内、橋の上等は避ける)して停止し、お客様を火災発生車両以外の安全な車両に移動していただくなどの安全を図り、速やかに消火にあたります。

地下線内列車火災訓練(大阪上本町~鶴橋間)地下線内列車火災訓練(大阪上本町駅~鶴橋駅間)

地下駅における火災対策( 近畿日本鉄道㈱ )

「地下鉄道の火災対策の基準」の対象となる5駅について、自家用発電機、階段防火区画等の整備を完了しています。

風向風速監視システム画面階段防火区画のシャッターと
耐火スクリーン(白色)を下ろしている途中
発信器シャッターと耐火スクリーンを下ろした状態

緊急地震速報システム( 近畿日本鉄道㈱ )

地震が発生した場合、気象庁の地震観測網から得られた地震発生情報を即座に走行中の列車に伝達する「緊急地震速報システム」を導入しています。
このシステムは、地震の大きな揺れが到達する数秒~数十秒前に気象庁より配信される緊急地震速報データ(大きな揺れが到達するまでの時間や規模等の情報)を運転指令室において受信し、走行中の列車に対して音声メッセージを自動的に通報することにより、被害の最小化を図るものです。

緊急地震速報システム

地震計システム( 近畿日本鉄道㈱ )

地震発生時、走行中の列車に対して的確な指示を行うため、鉄道沿線の12箇所に設置した地震計を用いて上本町、東生駒、天王寺、名古屋の各運転指令室で必要とする箇所の震度情報を収集し、地震警報表示盤で表示および警報を鳴動させます。この情報をもとに、震度4以上の地震が発生したときは、自動的に指令無線により、運転指令室から走行中の列車に対して停止指令を通報できるよう、地震情報通報装置も設置しています。なお、気象庁の震度発表後は、それにより運転規制を行います。

地震警報表示盤地震警報表示盤

東海地区における津波対策( 近畿日本鉄道㈱ )

三重県・愛知県内の路線では、津波が襲来した場合、お客様と係員を津波被害から守るため、自治体が作成した津波浸水予測図等を参考に、「津波発生時の避難地図」を作成し乗務員等へ配布しています。
この地図には、公共避難場所および近畿日本鉄道㈱が定めた緊急避難場所、それぞれの避難場所の標高などを記載しています。また、お客様が円滑に避難できるよう線路内に避難方向を示す、緊急避難誘導標(指示標・終端標)を設置しています。

津波発生時の緊急避難場所地図(津駅周辺)津波発生時の緊急避難場所地図(津駅周辺)
終端標終端標
指示標指示標
指示標指示標

帰宅困難者対策に関する協定(京都市)( 近畿日本鉄道㈱ )

大規模災害発生時の京都駅周辺における帰宅困難者について、緊急避難広場や一時滞在施設、避難誘導への協力について、近畿日本鉄道㈱を含む鉄道会社、ホテル等の周辺施設と京都市が、2014年3月、帰宅困難者対策に関する協定を締結しました。
また、協定に基づき、京都市、JR東海、JR西日本ほかと、夜間に避難誘導合同訓練を実施しています。

避難誘導合同訓練(京都駅)避難誘導合同訓練(京都駅)
避難誘導合同訓練(京都駅)避難誘導合同訓練(京都駅)

名古屋駅周辺地区における帰宅困難者対策( 近畿日本鉄道㈱ )

行政と鉄道やインフラ事業を含む民間事業者が一体となり、2012年2月に設立された「名古屋駅周辺・伏見・栄地域都市再生緊急整備協議会」に参加し、大規模災害が発生した場合に大きな混乱を招くことが懸念される、名古屋駅周辺地区における帰宅困難者対策に取組んでいます。

大阪市の主要ターミナル駅周辺における帰宅困難者対策( 近畿日本鉄道㈱ )

大規模災害時の帰宅困難者対策を進めていくため、大阪市が中心となって2015年に設立された「難波駅周辺地区」、「天王寺駅周辺地区」、2016年6月に設立された「上本町・谷町九丁目・鶴橋駅周辺地区」の各帰宅困難者対策協議会に参加し、帰宅困難者の支援体制づくりに努めています。

高架橋および駅舎の安全性向上( 近畿日本鉄道㈱ )

国土交通省の通達に基づき、高架橋の柱に鋼板を巻くなど、継続的に耐震補強工事を実施しているほか、計画的に駅舎等の耐震補強工事も実施しています。

高架橋 耐震補強工事高架橋 耐震補強工事

避難はしごの車両への搭載( 近畿日本鉄道㈱ )

事故・トラブル等により駅間で長時間停車した場合に、お客様に安全に降車していただくために、避難はしごを搭載しています。

車内搭載の様子車内搭載の様子
組み立て後の避難はしご組み立て後の避難はしご

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