ごあいさつ

近鉄グループホールディングス㈱ 代表取締役社長 吉田昌功

 近鉄グループが2015年4月1日に純粋持株会社に移行し、約1年半が経過しました。私たちは、暮らしの安心を支え、新たな価値を創出し、社会に貢献することをグループ経営理念として掲げており、輸送の安全、食の安全といったお客様の安全・安心の確保には誠心誠意取り組むとともに、各事業はそれぞれの分野で専門性を磨いてお客様のニーズに応え、お客様から支持されるグループを目指してまいります。
 この理念のもと、当社では、2015年5月に「近鉄グループ経営計画(2015年度~2018年度)」を定めました。計画初年度となる2015年度においては、収益構造・財務体質の足固めを図りました。引き続き財務健全性を確保しつつ、3つの重点テーマにより持続的な成長を目指したいと考えます。
 重点テーマの1つ目は「『あべのハルカス』の収益基盤強化」です。百貨店やホテルなどの収益力強化とともに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン®や2016年より子会社となった海遊館との連携、あべの・天王寺エリアの魅力向上など地域のポテンシャルを上げて収益基盤を強化していく所存です。2つ目は「インバウンド・観光による収益増大」です。訪日観光客のさらなる誘致と海外展開の基盤構築を目的として2016年4月に設置した台北支社では、アジアにおける情報発信力の強化と事業情報の収集、マーケティングなどの取組みを推進してまいります。また、2016年5月26日、27日には、志摩観光ホテルをメイン会場として主要国首脳会議(G7伊勢志摩サミット)が開催されました。今後は、サミット開催地の知名度を十二分に活用して、伊勢志摩エリアを「滞在型国際高級リゾート」として、世界にアピールしてまいります。さらに、2016年9月に大阪阿部野橋駅・吉野駅間において新たに運行を開始した観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」では、上質な乗り心地とゆったりとした時間を過ごせるサービスを提供し、大変ご好評をいただいております。観光地のPRはもちろん、移動手段の魅力も向上させ、国内外の観光客のさらなる誘致に努めてまいります。3つ目は、「不動産事業の強化」です。近鉄不動産を中心にグループの不動産戦略を推進し、複合開発などの事業領域と事業エリアの拡大を図ってまいります。
 私たち近鉄グループは、各社がそれぞれの分野でより強い会社となり、その上でグループ連携を強化することにより、成長してまいる所存です。
 この「CSRレポート2016」では、様々な事業を営むグループ各社の取組みも紹介しています。皆様とともに歩み続ける近鉄グループについて、広くご理解を賜りましたら幸いに存じます。


2016年12月
近鉄グループホールディングス株式会社
代表取締役社長 吉田昌功

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